中国語の資格と活用

中国語を学ぶための「中国留学」

2017年06月15日 16時18分

日本の中国語教室で中国語のレッスンを受けている人の中には、「中国留学」をしたいと考えている人も多いようです。
大学で勉強している学生が、授業の傍ら中国語教室に通って中国語学習をしていることもあります。
就職活動で自己アピールできるように中国語を習っている人もいますが、卒業語は中国に留学しようと考えている人も多いのです。
中国語を本格的に学びたい人、中国語だけでなく中国の文化や歴史を学びたい人、いまは仕事をしているけど将来は中国で暮らして仕事がしたい人には、
以下でご紹介する中国留学がおすすめです!
 
中国留学の種類
一口に中国留学といっても、その種類はいろいろとあります。
どのくらいの期間で勉強するか、何を目的にしているかによって、中国留学の種類は異なります。
それでは早速、中国留学のいくつかの種類について簡単にご紹介します。
 
・短期留学
学校の夏休みや冬休み、会社の有給を使って「短期留学」をすることができます。
高校生や大学生、社会人に人気のある留学スタイルですが、2,3週間、または1カ月~3か月など、期間を限定して中国留学をします。
初めての留学なので長期でいくのは不安、一回だけ試しに留学してみたい、限られた休みを有意義に使いたい、
中国語教室で勉強した知識を実践で試したいといったときなどに短期留学はおすすめです。
短期留学の場合は、留学をする現地の学校の寮や学校が提携をしているゲストハウスなどに滞在しながら学校に通うようになります。
 
・長期留学
時間や経済面で余裕があるときには、「長期留学」がおすすめです。
現地の語学学校に半年から1年ほどのスパンで通い、中国語をじっくり学ぶことに役立ちます。
中国語を長期的に学びながら、将来の仕事に役立てたい、世界で活躍できるようになりたいと考えている方は、
常に中国語が環境に長いこと身を置くことで中国語能力を効率よく高めることができるでしょう。
長期留学では、現地の語学学校に通うのも良いですし、現地の大学が開校している語学学校で勉強するのも良いでしょう。
それぞれの学校でカリキュラムや特徴が異なるので、色々と資料を集めながら失敗のない学校選びをするようにしましょう。
 
・正規留学(大学進学のため)
中国の大学に進学しようと思ったら、「正規留学」になります。
現地の語学学校に1年間くらい語学留学をして中国語能力を身に付けてから、大学の入学試験を受験するのが一般的です。
大学によっては、大学構内にある語学学校で中国語を学んだあとに、編入試験を受けられるシステムもあります。
中国国内の大学に進学するためには、中国語での講義を受けられるほどの中国能力が必要ですし、
大学によっては入学試験の受験をするにあたり中国語の検定や資格の取得が条件になっていることもあります。
 
・ホームステイ留学
中国留学をする人それぞれに留学をする目的があります。
中国語学習だけでなく、中国の文化や歴史、そして中国人の暮らしなどに興味がある人は、「ホームステイ留学」をするのがおすすめです。
ホームステイ留学は、現地の一般家庭や中国語講師の家に滞在しながら生活し、
日中は語学学校で中国語を学んだり、中国の文化や歴史を体験したりすることができます。
長期滞在を目的に中国留学をする人は、はじめは一人暮らしをするのが不安だからとホームステイを希望することがあります。
ホームステイをしながら中国語を勉強して、慣れてきたところで一人暮らしを始めるなど活用の仕方はたくさんあります。
 
中国留学するための準備
中国語留学をしようと決めたら、一体なにから始めたら良いのでしょうか。
 
・現地の学校について色々と調べる
中国留学を決めたら、気になるのが現地の語学学校はどこを選ぶかということです。
たくさんの語学学校がありますが、それぞれに授業の進め方や学校内の雰囲気が違います。
学校によっては、日本人の留学生が多い場合もありますし、さまざまな国から来た留学生が多数いるような学校もあります。
日本人留学生がたくさんいた方が気持ち的に安心できるというときには、日本人は多いけど授業は全部中国語といった学校がおすすめです。
また、日本人が多いと日本語を話してしまいそうで不安といったときには、日本人率の低い学校を選んだ方が良いかもしれません。
自分で現地の語学学校を探すのが難しいときには、語学学校探しをサポートしている中国語学校に入る、
または中国留学をする方向けのカリキュラムが充実している中国語教室に通うのがおすすめです。
日本国内にある中国語教室の中には、中国現地の学校と提携していることもあるので、留学のサポートや現地でのサポートが充実しているからです。
 
・中国留学なら中国語教室や留学エージェントのサポートを受けよう!
中国留学を個人的に手配することもできますが、中国に行ったことがない、まだ日常会話レベルの中国語能力さえ身についていない、
どうやって滞在先や学校の手配をしたら良いか分からないといったときには、中国留学のサポートをしている
「中国語教室」や「留学エージェント」に依頼して手配をお願いするのがおすすめです。
中でも留学エージェントは、現地の語学学校や滞在先、中国に到着したときの送迎、現地での暮らし、トラブル時のサポートなど、
中国留学をトタールでサポートしてくれるのが特徴です。
個人で中国留学を手配するときや、中国語教室に頼んで手配してもらうときよりも手数料が高くなり、中国留学にかかる総費用が高くなります。
費用が高い分、それだけのサポート体制が整っているので、現地で楽しく生活ができるか、
中国語が全く話せないのに大丈夫かと思っているときには、留学エージェントに相談しながら色々と決めていくのがおすすめです。
 
中国留学までの流れ
中国留学を決めてから、実際に現地に出発するまでは案外あっという間です。
日本を旅立つまでに焦ってしまわないように、中国留学までの準備段階には半年ほどの余裕をもって進めていきましょう。
ここでは、留学エージェントに中国留学を依頼したときの基本的な流れをご紹介します。
 
1.留学エージェントに問い合わせる
中国留学を希望していること、そして聞きたいことなどをメールに書いて留学エージェントに問い合わせてみましょう。
営業日以内、または翌日にはメールで返信が届く、又は電話がかかってきて回答をしてもらえます。
 
2.無料の説明会に参加
留学エージェントでは、中国留学の無料説明会を定期的に開催しています。
はじめに問合せをしたときに説明会について紹介してもらえますので、情報収集のために参加してみるのも良いでしょう。
 
3.留学エージェント決定
いくつかの留学エージェントの説明会に参加してから、最終的に留学エージェントを決定しましょう。
費用の面やサポート体制の良し悪し、スタッフの信頼度など、総合的に考えて失敗のない留学エージェントを選びましょう。
 
4.留学先をきめる
留学エージェントを決めたら、実際に留学先を決めます。いろいろな学校を紹介してくれますので、理想に合うベストな学校を選ぶようにしましょう。
留学先の学校が決まったところで早速入学手続きを進めます。
 
5.学校の入学手続き
現地の語学学校への入学手続きは、留学エージェントが代行をしてくれますので、ご自身では提出しなければならない書類を準備しておきましょう。
書類の作成までに時間がかかることがあるので、スケジュールには余裕を持つようにしましょう。
 
6.現地の住まいを決定する
入学手続きが済んだあとは、現地の学校から入学許可書が届くのを待ちます。その間に、現地での住まいを決定しておきましょう。
 
7.ビザ申請・取得
入学許可書が届いたら、現地での滞在許可の申請を大使館で行い、ビザを取得します。
ビザ申請に必要な書類の作成などは留学エージェントがしてくれますが、個人で大使館に出向き申請して、取得をするのが一般的です。
 
8.留学前の準備・出発
ビザの取得が完了したら、現地へ出発するまでは色々な準備を進めておきます。
留学中に必要になりそうなものを購入したり、日本国内で事務手続きを済ませたりと計画的に準備を進めておきましょう。
準備を万全に整えたところで、やっと現地に出発して中国留学がスタートします。
中国留学は、留学エージェントが現地でサポートしてくれることもあれば、電話を介して色々とサポートをしてくれます。
 

まとめ
今回は、中国語の検定や資格についての基本や活用法、そして中国駐在や中国留学について色々とご紹介してきました。
中国語の検定や資格を取得していると、中国企業や中国と取引の多い日本企業への就職や転職に有利に働くことがあります。
そして、会社でスキルアップを図ろうとしている人が語学を極めたいというときにも、中国語の検定や資格を取得することで評価が上がり、
昇給になることもあります。
今まさに中国語に興味を持った方、中国語を勉強しようと思っている方は、ぜひ中国語の検定や試験を目標に積極的に挑戦してみてください。
中国語ができるようになれば、それだけで大きな強みですし、ビジネスの面では中国駐在のチャンスが生まれたり、
学習の面では中国留学の道が開けたりと可能性が無限に広がっていくでしょう。